四十肩と五十肩の正式名称は肩関節周囲炎
2024/05/29
四十肩と五十肩
四十肩・五十肩は一般的に呼ばれている名称であり、正式な疾患名ではありません。正式な名称は「肩関節周囲炎」といいます。
その名の通り40代で症状が現れた場合は「四十肩」といい、50代で症状が現れた場合は「五十肩」といいます。
なぜなのか原因は未だはっきりしていませんが、現段階では加齢が原因ではないかと指摘されています。
発症するのは全人口の2%〜5%で、男女の割合は40代〜60代の女性に多く見られます。
特に糖尿病の方はそうでない方と比べ、発症リスクが強いと言われています。
糖尿病患者さんの中の10%~20%は五十肩を併発していると言われています。
五十肩・四十肩(肩関節周囲炎)の症状は
*肩関節の痛み
*肩を動かすと痛い
*肩が動かしにくい
*夜間になると肩が痛い
五十肩・四十肩(肩関節周囲炎)病期は
四十肩・五十肩の病状は 「急性期」「慢性期」「回復期」 という3種類の時期に分かれます。きちんと時間をかけて適切な治療を行えば改善へ向かいますが、症状が落ち着くまで一般的には半年~1年かかると言われています。
急性期
進行期とも言われ、初発症状では痛みや違和感があります。
発症してから約2週間から1カ月続きます。肩周辺の感覚が鈍くなる、違和感なども見られます。
この時期は特に夜中に痛みがひどくなるので、不眠症になりやすいです。
動かさないことや冷えることで痛みが悪化するので、布団を肩までかける、上着を着るなど冷やさないことの工夫が必要です。
痛みがあまり強い場合は安静にしますが、肩が固くなってしまうと(拘縮)リハビリに時間がかかることが多いので、適切に動かすことも重要です。
慢性期
急性期に続いて、固くなり肩が動かしにくくなってきます。
凍結期とも言います。
肩が固くなることで、痛みや夜間痛は落ち着いてきますが、拘縮(関節が硬くなることで可動域低下が起きる状態)を起こします。
特に、外に手をあげる動作(外転)と後ろに伸ばす動作(伸展)に制限が出ることが多いです。
3種類の時期の中でも一番肩が動かしにくい時期なので、日常生活に支障をきたしやすい時期です。適切に動かすことも必要です。
回復期
慢性期と比べて関節の可動域が回復してくる時期です。疼痛も軽減していきます。今までの治療を継続していきながら、医師の指導で本格的な運動療法も行う時期です。
肩の痛みが発生する疾患は四十肩・五十肩だけではありません。
腱板断裂や上腕二頭筋腱炎、リウマチ、肩峰下滑液包炎、腱板断裂、肩関節炎、石灰性腱炎、肩峰下インピンジメント症候群、変形性関節症などの疾患でも、肩の痛みが現れるため、鑑別は重要です。
その他の肩こりの原因
肩こりといってもその原因は様々です。
姿勢の悪さ
運動不足
ストレス
眼精疲労
内臓疾患
などが挙げられます。
姿勢の悪さ
デスクワークをしている方や、上記でも伝えていたようにスマートフォンを姿勢を前屈みでずっと同じ姿勢をとられている方などは、首の筋肉に力が入りっぱなしになっているため、首こりや肩こりに繋がります。
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なぜ整体院で施術を行なっても、「肩こりや腰痛が軽くなってはぶり返す」を繰り返す方が、多くいらっしゃるのでしょうか。
それは対症療法ばかりで対応し、根本の原因に対応できていないためです。
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まとめ
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お困りの方はぼんのくぼにお気軽にお問い合わせください
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ぼんのくぼ
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