つらい腰痛でお困りでは?その種類と原因、改善について
2024/06/12
腰痛とは?
当院には連日のように腰痛を訴える患者様が来院されます。
腰痛の原因ですがXXXだ!のようなワードが独り歩きしており、患者様自身も情報に振り回されている様に見受けられます。
そんな腰痛について、腰痛の種類と痛みの特徴、原因、改善方法などを解説していきます。
腰痛には大きく分けて2つのタイプがある
特異性腰痛
レントゲンなどで原因がはっきりと特定できる腰痛。
椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など明確な病名がつけられる。
非特異性腰痛
医師の診察や画像検査(X線やMRIなど)で調べても腰痛の原因が特定できない腰痛。
腰痛の大多数は非特異性腰痛で、全体の約85%を占めています。
非特異性腰痛は、普段の姿勢などの生活習慣に関連が考えられるものの、はっきりとした骨や関節の病変、神経の症状がみられず、痛みの明確な原因が特定しづらい腰痛を言います。
今日は、ほとんどの人が経験しやすい、非特異性腰痛について解説していきます。
腰痛(非特異性腰痛)の種類
非特異性腰痛には、椎間関節性腰痛、椎間板性腰痛、仙腸関節性腰痛、筋筋膜性腰痛の4種類があり、痛みが生じる部位によって名前がつけられています。
それぞれについて見ていきましょう。
椎間関節性腰痛
椎間関節性腰痛は、背骨の後方で上下の背骨同士を繋ぐ椎間関節に生じる腰痛の事です。
背骨の曲げ伸ばしや左右へ捻るような動作は、この椎間関節の動きによって生じます。
椎間関節性腰痛では、この椎間関節の炎症や、動きが悪くなっていることにより腰痛が生じます。
痛みの特徴は
椎間関節性腰痛は背骨の横側にある椎間関節に痛みが生じる腰痛で、ほとんどが左右どちらかのみに起こりやすく、局所的な痛みであることが多い傾向にあります。
痛みが長引いてしまったり、重症化したりするとお尻や太ももの裏側に痛みが広がることもあります。
安静時には痛みはなく、腰を反らせたり捻ったりする動きで痛みが出ることが多いです。
椎間板性腰痛
椎間板性腰痛は、無理なスポーツや加齢に伴う椎間板の変性・損傷により起こる腰の痛みをいいます。
正常な椎間板にはほとんど神経が通っていないので、椎間板そのものが傷ついてもそれほど痛みは感じませんが、無理なスポーツや加齢に伴い、椎間板の外側の線維輪が損傷してしまうと、その修復のために神経を伴った血管が線維輪の内側に入り込みます。
結果的に本来痛みを感じないはずの椎間板内部にも神経が分布してしまい、椎間板への負荷が大きく痛みを感じるようになります。
痛みの特徴
椎間板への負荷は、背骨を丸めた姿勢が最も高くなります。
椎間関節性腰痛では腰を伸ばしているときよりもむしろ腰を曲げたとき、具体的には座る時に痛みが出現しやすいと言う特徴があります。
痛みの感じ方としては、腰の真ん中の奥が重く痛いと表現されることがあります。
椎間板ヘルニアとの違いについて
「椎間板性腰痛」と「椎間板ヘルニア」、どちらも腰痛が生じる疾患ですが、実はこの2つは全く違う種類のものです。
椎間板性腰痛は、傷ついた椎間板に神経が入り込むことで痛みを感じる、つまり椎間板自体が痛む「侵害受容性疼痛」と呼ばれるタイプの痛みになり、分かりやすく言うと切り傷ややけどなどと同じ仕組みです。
一方で椎間板ヘルニアは椎間板が飛び出し、それが近くの神経を圧迫していることで痛みを感じる痛みです。
神経そのものが痛むものであるため、「神経因性疼痛」に分類されます。
椎間板性腰痛は重症化して椎間板ヘルニアに進行してしまうこともあれば、椎間板ヘルニアの初期に合併して見られることも多く、全く関連がないというわけではありません。
仙腸関節性腰痛
仙腸関節という骨盤の腸骨と仙骨を繋ぐ関節に生じる痛みのことで、無理なスポーツや激しいエクササイズによる仙腸関節の捻挫や、仙腸関節の関節位置が悪いまま改善されないことが原因と考えられています。
痛みの特徴
基本左右どちらかの仙腸関節部に局所的な痛みが生じる場合が多く、また、重症度によっては痛みやしびれが鼠径部、ももの裏、下腿にまで広がる場合もあります。
筋筋膜性腰痛
筋筋膜性腰痛は、腰の筋肉や筋膜への急激あるいは慢性的な負荷が原因で起こる腰痛です。
無理なスポーツなどで急に大きな負荷がかかることで発症する場合もあれば、やはり長い間の姿勢の悪さによって筋肉に慢性的な負担がかかり発症する場合もあります。
筋肉や筋膜への負荷が腰痛の原因となっているため、レントゲン検査では異常は見つかりません。
痛みの特徴
他の腰痛と比較して局所的な痛みではなく、腰や背中、お尻から太もも上など広い範囲に鈍い痛みが生じている場合が多く、どこが痛いと指をさせない場合が多い腰痛です。
腰を指圧した際や動作時に痛みが少し強くなるといった特徴があります。
腰痛の原因
腰痛、特に非特異性腰痛についてその種類や痛みの特徴について書きました。
これらの腰痛は痛みの機序についてはわかってはいるものの、なぜ筋膜が痛むのか、なぜ椎間関節の動きが悪くなったのかなどについては、原因不明であるため、はっきりとこれが原因だとはなかなか指摘できません。
その一方で、姿勢が関係していることが考えられる場合が多い疾患でもあります。
次は腰の痛みの大きな要因の一つである姿勢について解説をしていきます。
姿勢の影響
多くの腰痛患者様は姿勢の左右差など不良な姿勢が認められます。
腰痛の改善においては姿勢がどのように崩れているのか、なぜ崩れているのかを追求していくと、ある程度腰痛が生じている原因が推定ができ、その要因に対して施術をすることで痛みの改善ができる場合が多いです。
そもそも良い姿勢って?
まず、姿勢が悪いかどうかを判断するためには、正しい姿勢がどのような姿勢であるかを知っておく必要があります。
正しい姿勢とは、身体を後ろからみた時(前額面)と身体を横から見た時(矢状面)に目印となる身体の部位が一直線に並ぶ姿勢であると定義されています。
前額面後方(身体の後面)から見た左の図では、後頭隆起、椎骨棘突起(背骨後方の突起)、臀裂(お尻の割れ目)、両膝関節内側の中心、両内果(内くるぶし)間の中心を目印とし、それぞれ一直線に揃う姿勢が正常な姿勢とされています。
矢状面(身体の側面)から見た右の図では、耳垂(耳たぶ)、肩峰(上腕骨の上、肩甲骨の出っ張りの部分)、大転子(大腿骨の横の出っ張り)、膝関節前部または膝蓋骨(膝の皿)の後部、外果(くるぶし)の前方を目印とし、がそれぞれ一直線に揃う姿勢が正常な姿勢とされています。
悪い姿勢について
例えば、背中が丸くなっており、この影響で基準となる線より前に耳垂が前方にあります。
猫背姿勢
この姿勢では、背中や肩甲骨を支える筋力が弱いために背中が丸まってしまっている、腹圧がうまく使えておらずお腹を潰すような姿勢になっているために体がうまく伸ばせていないなどが考えられます。
逆に言えば、背中や肩甲骨まわりの筋肉を鍛えたり、腹圧をうまく使うための運動を行うことで姿勢を改善し、腰痛を改善することができるかもしれません。
他にも本当は頸が悪いため頭の重さを支えれず姿勢が悪くなっている。
膝が悪いためまっすぐに、これと連動してガニ股になってしまい骨盤が後傾してしまい、丸い姿勢になっているなど様々な原因が考えられます。
良く見えるけど実は悪い姿勢
次に紹介する姿勢は、一見胸が張れていて良さそうに見える姿勢です。
腹筋群がうまく使えていないか、弱いために骨盤を支えきれず、お腹を突き出したような姿勢になってしまう。
お尻やもも裏の筋肉が弱く骨盤を後ろから支えきれていない。
このように、悪い姿勢の原因は様々なものが考えられますが、これらを検査や診断によって原因を特定していくこと、腰痛が起きている原因を特定していくことができます。
ぼんのくぼの腰痛の施術
腰痛には様々な治療方法がありますが、ぼんのくぼでは腰痛の改善に定評のある脳幹原因療法を行います。
一般の整体院で施術を行なっても、「腰痛が軽くなってはぶり返す」を繰り返す方が、多くいらっしゃるのでしょうか。
それは対症療法ばかりで対応し、根本の原因に対応できていないためです。
そこで津市にある「ぼんのくぼ」では、本当の根本にある原因に焦点を当て、
自然治癒力を大元から高めていく整体術「脳幹原因療法」を提供しています。
主に上部頚椎をほとんどお身体に触れることなく整え、ご自身でこりや痛みを癒せるお身体へ仕上げてまいります。
ぼんのくぼの体験談
女性 エキテンから
場所もわかりやすくて駐車もしやすいからと友人の紹介で行きだして今ではすっかりお世話になっています。
まっすぐに歩くこともできなかった私はお尻から足先までしびれる日々で日によっては激痛で改善の方法が見つかりませんでした。
治療院に詳しい友人の言うとおり2cmくらいずれていた足の長さが一回でピッタリそろい
少し続けたらしびれも無くなり数か月前の辛さが嘘のようです。
最近では精神的にも気分が良くて毎日が楽しくて仕方がありません。
本当に助かりました。
まとめ
腰痛だけではなく他にも肩こりや頭痛の方も多く来院されています。
お困りの方はぼんのくぼにお気軽にお問い合わせください。
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ぼんのくぼ
〒514-0811
三重県津市阿漕町津興171-2
電話番号 : 059-213-9035
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